症例3 止まらない咳 60代男性

2021年1月6日からせ咳が止まらない。頭痛、発熱もなく、病院で検査したところウイルスや菌などではないとのこと。
寒い空気のところに行ったり、ダンスなどで胸を張った後の胸を緩めた直後に咳がでて、一度出ると、止まらない。

体表観察をすると、左脇腹付近を少し刺激するだけでも咳が出て、横隔膜の過緊張が出ている。
左腰から背中、左首の硬さ、痛みもあるとのことで、触診してみると、左腰のツボに弱りの反応と胃腸と関係するツボに停滞の反応あり。
左首も緊張とやや熱感があるため、巡りの悪さが現れている。

問診で、夜寝る前に咳こむパターンかを確認したが、それはないとのことなので、自立神経などの神経系の咳ではないかもしれないと判断。

少し腹に刺激があるだけでも咳き込んでしまうことなどから、脇の緊張をとり、胸の刺激はさけ、足腰の血流をよくしていく上半身の緩みをつくり、咳が出にくい体にを目指すケアを行う。

左腰と足に鍼をした後、灸で温める。

左脇腹には過剰な刺激を避けるため、パイオネックスというツボシールで対応。

施術中は、最初の体表観察で腹をふれた時に咳が少し出たが、それ以降はでず、少し楽になったと言って帰られた。
腰と足の灸点を自宅でも据えられるとのこと。

それ以降、徐々に良くなり7回の施術でほぼ咳は出なくなる。体質はすぐ改善していくものではないので、少し間隔を空けた定期的な施術を進めさせていただいた。

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