経絡の謎に迫る

今月のチュチュ新聞ではファッシア(fascia)と経絡(と経穴)についてをコラムで書かせていただきましたが、
ファッシアの中に含まれる筋膜。その筋膜の流れやつながりを電車の線路のようなつながりで説明している「アナトミートレイン」と言う考えがあるのですが、
そのアナトミートレイン(筋筋膜経線)が東洋医学における経絡の流れと一致する部分が多く見られるのです。

少し難しい話になってきましたので 、まず筋膜について説明します。

筋膜とは筋肉を包み込んでいる膜のことで、筋繊維1本1本の中に入り込んでいて、さらに 内臓の膜ともつながっています。
全身に張り巡らされていて「第二の骨格」とも呼ばれています。
働きは、筋膜同士の摩擦を防ぎ身体の滑らかな動きを助けています。
また筋膜自身が滑らかに動くことで むくみも予防しています。

図で説明しているのは、膀胱経という経絡の流れと、アナトミートレインの中の一つの筋肉の流れを示した図です。アナトミートレインの一つの流れと膀胱経のライン。ほとんど同じラインを通っています。
今まで足のツボを刺激して、どうして腰や頭に効くのか疑問に思われる方もいたと思いますが、筋膜で繋がっているのです。ただ、筋膜の繋がりだけでは、経絡が説明しきれないとも言われています。

そこで登場するのが「ファッシア」なのです。

ダニエル・キーオン著「閃く経絡」の中ではそのファッシアが、経絡であったりツボなのではないかと書かれていましたが、筋膜だけでは説明できない つながりや流れをファッシアでは説明できるのではないかと思われます。

ではファッシアは何かと言いますと、身体のすべての神経、筋肉、血管、臓器、骨、腱を覆って、それらをつなげて包む結合組織の事をいいます。

ファッシアの中に筋膜が含まれています。

ここから考えられる事はファッシアやその中に含まれる筋膜の流れを意識することが経絡や経穴(いわゆるツボ)と呼ばれるものを効果的に利用するヒントになることです。
ツボの位置を改めて見直してみると、一部で筋肉と筋肉の間にあることが確認されます。これは筋膜つまりファッシアの中にツボがあるとも言えると思います。

当院でも経絡やファッシアを意識した、鍼灸施術を心がけています。

患部ばかりを刺激するのではなく、全身の流れを読み、施術していくことで根本的なケアを目指しています。

先日、手のダルさを訴えられた方が来院されましたが、そのダルさの流れを辿った肘にあるツボ(小海というツボ)に10分ほど置鍼をしただけで、だるさが嘘のようにとれたと喜んでいただきました。これもファッシアや経絡を意識した施術の一例です。

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